私は医療従事者という枠の中にはいますが、
診察、検査、手術、投薬など
直接的に病気を治す立場ではありません。
今の医学は進んでいるので、
しっかりメンテナンスをしていれば
早期発見で治る病気も増えています。

それはとても素晴らしいことです。
でも病気の中には
・完治が難しく生涯付き合っていかなければならない病気
・同じ治療をしても人によって結果が異なる病気
・今の医学では治せず進行を遅らせることしかできない病気
極端な思考の方でなければ病院で適切な処置、指導を受け
少しでも症状が良くなるように治療をされるのですが、
でも、どんなに素晴らしい治療をうけても
当事者は霧の中をたった1人で
歩くような気分ではないでしょうか?

周囲の人達は
不安や心配を少しでも取り除いてあげたい
元気になって欲しいと励ましてくれます。
その言葉、1つ1つに勇気を貰えることも多いはず。
それでも、ふと、心が折れることがあって、
「誰かに話を聞いて欲しい」という時があるようです。

家族でもない、友達でもない、第三者。
私はその第三者なのかもしれません。
「弱音を吐いちゃだめだ、もっと頑張らないと」と
疲れてしまう人も多くいらっしゃいます。
弱音を吐く、肩の力を少し抜く
これにどんな意味があるのか、これが良いことなのかも
わかりません。正直、不安の解決もできていませんが、
一緒に泣いたり、笑ったりしながら
お話を聞かせて頂く時間を大切にしています。
とりとめのないお話でした。
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